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ドロヘドロのチダルマのその後は?大ダークとの関係は本当か考察

kanchou

『ドロヘドロ』の読者であれば、最強の悪魔チダルマの存在感は忘れがたいものだったと思います。そんなチダルマが物語の終盤で5000年間人間として生きる罰を受けた後、どうなったのか気になる方も多いのではないでしょうか。そして今、その「チダルマのその後」として注目を集めているのが、林田球の新作『大ダーク』に登場する「ダメ丸」というキャラクターです。

読者の間では「大ダークのダメ丸=チダルマ?」という説が噂されており、その共通点や描写から、ふたつの作品が繋がっている可能性が浮上しています。独特のマスク文化や悪魔化の設定、さらには「第二の脳」といった用語など、両作品に共通する世界観のディテールは少なくありません。

そもそも『ドロヘドロ』の世界そのものがチダルマによって生み出されたものであり、言い換えれば「ドロヘドロの世界の元凶はチダルマ」とも言える存在です。魔法使いを気まぐれで創造し、時に他の悪魔を裁き、マイペースかつ自己中心的に振る舞うその姿は「チダルマはメチャクチャ我がまま」と言われるゆえんでもあります。しかし、それでも彼は「魔法使いの生みの親」であり、「事実上、ドロヘドロ世界の神」とまで呼ばれる特別な存在です。

この記事では、そんなチダルマの謎と『大ダーク』とのつながりを読み解きながら、両作品の深い関係性に迫っていきます。

ドロヘドロのチダルマのその後は?大ダークの世界線とつながる?

チダルマの「その後」が気になる読者にとって、『大ダーク』に登場するダメ丸の存在は見逃せないポイントです。外見や言動、世界観の共通性など、両作品にまたがるつながりが少しずつ見えてきます。この記事では、2つの物語が地続きである可能性や、その根拠とされる描写をわかりやすく紹介していきます。

大ダークとドロヘドロの世界が繋がっている可能性

大ダークとドロヘドロは、一見まったく違う物語のように見えますが、よく読み進めると「この2つの作品は同じ世界線上にあるのでは?」と思えるような描写がいくつも登場します。特に注目されているのが、キャラクターや設定の共通点です。

例えば、大ダークの世界にも“マスク”をつけたキャラクターが多数登場しますし、独特なユーモアとグロテスクさが融合した世界観は、まさにドロヘドロを彷彿とさせる部分です。また、大ダークの登場キャラ「ダメ丸」の正体を巡って、ドロヘドロのチダルマとの関係が噂されるようになったことで、この世界観のつながりを疑う声が一気に広まりました。

さらに、大ダークでは「悪魔化」や「第二の脳」など、かつてドロヘドロで語られた設定とそっくりな内容が描かれています。これは、たまたま似ているというより、同一の世界観で描かれている可能性を感じさせますよね。

このように考えると、大ダークはドロヘドロの未来、あるいはその後の世界として描かれているのかもしれませんね。

大ダークの「ダメ丸」=チダルマ?

「ダメ丸」というキャラクターが大ダークに登場してから、読者の間ではある疑問が湧き上がりました。それが、「ダメ丸って、もしかしてドロヘドロのチダルマなのでは?」というものです。

この予想が出てきたのは、ダメ丸の描写に“悪魔らしさ”が強く表れていることが大きな理由のひとつです。例えば、ダメ丸は何度も死にかけても復活しており、そのしぶとさはチダルマの不死性を連想させます。また、あるシーンでは「○○るマ」というセリフとともに黒い影が出現しますが、その姿がドロヘドロに登場したチダルマの影と酷似していたのです。

さらに、大ダークの物語では、過去に「悪魔の肉を食べると悪魔化が進む」という設定が出てきますが、これもドロヘドロにおけるチダルマの設定とリンクしています。もしかすると、ダメ丸が人間にされてしまった後のチダルマであるという説も、あながち間違いではないのかもしれません。

読めば読むほど、ダメ丸=チダルマという見方に説得力が増していく構成ですね。

チダルマは最強の悪魔!事実上、ドロヘドロ世界の神?

ドロヘドロの中でも特に印象的な存在が「チダルマ」です。作中では彼のことを「最強の悪魔」として描いており、実際に多くの悪魔たちの頂点に君臨する存在として描かれていました。

まず、チダルマは単に強いというだけでなく、“魔法使いを作った創造主”としての顔も持っています。つまり、ドロヘドロの世界に存在する魔法や悪魔の制度そのものが、チダルマの手によって生み出されたということになります。これを聞くと、ただの強キャラというよりも、もはや「神」と呼んでも差し支えないように思えてきます。

また、彼は悪魔のルールを作り、時にはそれを破った者を容赦なく裁く冷酷さも持ち合わせています。とはいえ、普段のチダルマは非常にマイペースでおちゃめな性格であり、作中でもギャグ的な存在感を放っていました。

このギャップがまた、彼をただの強キャラではなく“特別な存在”として際立たせていたと思います。こうして見ると、チダルマは「ドロヘドロ世界の神」という表現がいちばんしっくりくる立ち位置だったと思えますね。

チダルマはドロヘドロの世界では元凶!

魔法使いの創造主でありながら、混沌とした世界を作り出した張本人として描かれるチダルマ。彼の存在がドロヘドロの全ての始まりであり、世界を歪めた元凶であるとも言われています。ここでは、彼の行動や世界に与えた影響について深掘りしていきます。

ドロヘドロの世界の元凶はチダルマ

ドロヘドロの物語を読み進めていくと、世界そのものがかなり歪んだ設定で成り立っていることがわかります。ホールという町には、日常的に魔法使いが現れては一般人を魔法の実験台にしていき、理不尽な暴力が当たり前のように横行しています。そして、その混沌とした世界の元をたどると、行き着くのが「チダルマ」という存在です。

チダルマはただのキャラクターではありません。彼は“魔法使い”という種族そのものを作った存在であり、いわばこの世界の“始まり”をつくった張本人でもあります。魔法使いが悪さをするのも、ホールの人々が苦しんでいるのも、すべてはチダルマの気まぐれな創造から始まっているのです。

おもしろおかしいキャラに見えますが、実際にはこの世界をカオスにした張本人とも言えるわけですね。こんなにふざけた見た目なのに、まさかドロヘドロの“元凶”だったとは、ちょっと驚きだったと思います。

チダルマは魔法使いの生みの親

物語の中で、魔法使いたちは特別な存在として登場します。普通の人間とは違い、体内に「ケムリ」を作る器官を持っていて、さまざまな魔法を使うことができます。でも、この魔法使いたちは、自然に生まれた存在ではないのです。実はその出発点にいるのが、悪魔チダルマというキャラクターです。

チダルマは、あまりにヒマすぎて「何かおもしろいことがしたい」という軽いノリで、魔法使いを作ったとされています。つまり、魔法使いという種族はチダルマの気まぐれで生まれた存在なんですね。そしてその結果、多くの人々が魔法によって傷つけられたり、変な姿にされてしまったりしています。

言ってしまえば、魔法使いたちは“チダルマの遊び道具”のようなものかもしれません。こんな背景を知ると、魔法使いという存在の意味合いも変わって見えてきますよね。

チダルマはメチャクチャ我がまま

チダルマというキャラクターをひとことで言うなら、“メチャクチャ我がままな悪魔”です。悪魔というと怖いイメージがあるかもしれませんが、チダルマは見た目も行動も、ちょっとズレた方向で異常な存在感を放っています。

まず、彼は何をするにも「面白いかどうか」で判断しています。命のやりとりでさえ、笑えるかどうかが基準なんです。これはまともな価値観ではありませんよね。また、自分が決めたルールには異常に厳しい一方で、他人に対しては理不尽で勝手な命令ばかり。とにかく自分の思い通りにならないと気が済まない、という態度が目立ちます。

例えば、アスが秘密を持っていたという理由であっさり処刑してしまったり、勝手に賭けを始めて、その結果で他の悪魔たちを魔法使いに戻してしまったりと、好き放題の行動が目立ちます。

このように考えると、チダルマはただ強いだけでなく、かなりタチの悪い「我がままボス」だったと思えますね。

ドロヘドロのチダルマのその後は?大ダークとの関係は本当か考察・まとめ

『ドロヘドロ』のカギを握る存在だったチダルマ。その後の姿として『大ダーク』に登場する「ダメ丸」が注目され、両作品の世界観が繋がっている可能性がファンの間でささやかれています。チダルマは魔法使いの創造主であり、ドロヘドロ世界の混沌の元凶とも言える存在です。そんな彼が人間として罰を受けたあとに「ダメ丸」として再登場しているとすれば、作品を超えた物語の連続性が見えてきます。さらに、「悪魔化」や「第二の脳」など、共通の用語や設定も多く、大ダークがドロヘドロの未来世界である可能性も否定できません。チダルマの気まぐれな性格や自己中心的な言動も、ダメ丸の描写と重なる点が多く、両者の関係を裏付ける手がかりになっています。こうした視点から読むことで、2作品の世界観の深さがより楽しめるのではないかと思います。

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