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ワールドトリガーにハマる人の心理と作品の面白さの理由!魅力を解説!

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『ワールドトリガー』は、綿密な構成・設定と戦略性の高いバトルが魅力のSFアクション作品です。

正義感の強い三雲修や謎多き転校生・空閑遊真を中心に展開される物語は、まるでタワーディフェンスゲームのように緻密で、知識欲を刺激される展開が続きます。

一方で、「登場人物が多い」「見やすい画だけどテンポが遅い」などの声もあり、「つまらない」と感じる人がいるのも事実です。

そのため、なぜ流行らない?と疑問を抱く人も少なくありません。

とはいえ、この作品に強く惹かれる“好きすぎる人”たちは、複雑な人間関係や設定の奥深さ、そして物語に漂う“戦争”のような緊張感に魅了されています。

そういった世界観に惹かれる人は、いわゆるオタク気質?と思われることもありますが、実際にはじっくり考察することが好きな人ほどハマる傾向にあるようです。

この記事では、ワールドトリガーの基本情報とともに、なぜハマる人が多いのか、その魅力や背景を詳しく紹介していきます。

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ワールドトリガーがハマる人はこんな人!

『ワールドトリガー』は、ただのバトル漫画とは一線を画す作品です。

細かい設定や戦略的な戦い方に惹かれる人ほど、深く楽しめる傾向があります。

登場人物が多くても一人ひとりの個性が際立っているため、キャラ重視の読者にも好評です。

頭を使う展開や考察が好きな方にはぴったりですね。

ワールドトリガーの基本情報・略して「ワートリ」とは?

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』は、葦原大介先生によるSFアクション漫画で、2013年から「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、現在は「ジャンプSQ」で続いている作品です。物語の舞台は、日本にある架空の都市「三門市(みかどし)」。

ここにある日、異世界への門「ゲート」が突然開き、未知の敵である「近界民(ネイバー)」が現れます。

この脅威に立ち向かうのが、防衛組織「ボーダー」です。ボーダーの隊員たちは、「トリオン」というエネルギーを使って戦う特殊な武器「トリガー」を操り、日々の訓練や任務をこなしながら、近界民との戦いに身を投じていきます。

物語の中心には、正義感の強い中学生・三雲修(みくもおさむ)と、異世界からやってきた謎の転校生・空閑遊真(くがゆうま)の二人がいます。彼らの出会いをきっかけに、個性豊かな仲間たちとのチームが結成され、戦略性の高いチームバトルが展開していきます。

ジャンルとしては、SF、アクション、チーム戦、そして人間ドラマがバランス良く組み合わさっていて、ただのバトル漫画にとどまらない奥深さがあります。漫画としてもアニメとしても人気が高く、現在も多くのファンに支持されている作品です。

ハマる人はオタク気質?

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』に強くハマる人には、いわゆる「オタク気質」の方が多いと言われています。それはなぜかというと、この作品にはとにかく“細かい設定”や“伏線”がたくさん張り巡らされているからです。

例えば、キャラクター一人ひとりにしっかりとした背景が用意されていて、性格や価値観、戦闘スタイルまでもが明確に描かれています。そして、戦い方ひとつとっても「このポジションだからこの動きをした」など、チーム戦の中での動きに理由づけがされているのです。

そういった「裏の意図」や「作者の計算された演出」に気づいていく楽しみがあるのは、じっくりと読み込むのが好きな人にはたまらない魅力だと思います。

さらに、何気ないセリフがあとになって重要な意味を持ってくることもあり、1回読んだだけでは気づけない部分があるのも特徴的です。だからこそ、繰り返し読みたくなったり、考察したくなったりするんですね。

このように、世界観や戦術、キャラ同士の関係性に対して細かく観察したり、分析したりするのが好きなタイプの人には、この作品はドンピシャで刺さると思います。結果として、「オタク気質の人ほどハマりやすい」と言われているのかもしれませんね。

タワーディフェンスゲームが好きな人

『ワールドトリガー』は、ゲームで言えば「タワーディフェンス」や「リアルタイムストラテジー」が好きな人には特に刺さる要素が多い漫画です。というのも、キャラ同士の単純な殴り合いではなく、緻密な作戦と連携によって勝敗が決まるからです。

物語の中では、敵とのバトルがただの力比べではありません。「どこに罠を張るか」「誰が囮になるか」「時間稼ぎをどう行うか」など、事前に作戦を立てて、チームごとに役割を分担しながら戦います。

これはまさに、ユニットを配置して敵の進行を防ぐタワーディフェンス的な戦い方そのものだと思えます。

また、敵もまた一枚岩ではなく、個々の思惑や能力を持って行動してくるため、「こっちがこの戦術で来るなら、相手はこう来るかもしれない…」といった読み合いの要素も豊富です。

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出典:ワールドトリガー

ゲームで「自分が司令官になったような気持ちで戦略を考えるのが楽しい」と感じる方には、『ワールドトリガー』の世界はとても心地よく感じられるでしょう。自分だったらどんな作戦を立てるか想像しながら読むのも面白いですね。

登場人物が多いが全員魅力的

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』の大きな魅力のひとつが、「登場人物がとにかく多いのに、全員が魅力的に描かれている」という点です。普通、キャラが多すぎると誰が誰だか分からなくなってしまいがちですが、この作品ではそうなりません。

その理由は、ひとりひとりのキャラにしっかりとした役割と個性が与えられているからです。例えば、戦闘が苦手な主人公・三雲修は、戦略と判断力で仲間を支える司令塔タイプ。

一方、空閑遊真は圧倒的な戦闘力を持つエース。雨取千佳は超大量のトリオンを持つスナイパーです。それぞれが違う強みと弱点を持っているため、単なる数合わせではなく、物語の中でちゃんと意味を持っています。

また、敵キャラクターでさえも「ただの悪役」ではなく、それぞれに事情や信念があります。そのため、読み進めていくうちに「この人にも感情移入してしまう…」という場面も多いです。

これほど多くのキャラが登場する作品で、ここまで一人ひとりを丁寧に描いているのは本当にすごいことだと思います。推しキャラが見つかる確率も高いので、きっと誰かしらに夢中になれると思いますよ。

見やすい画と綿密な構成・設定

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』は、画風がシンプルでとても見やすいのが特徴です。派手な演出や過剰な線が少ないぶん、戦闘シーンもごちゃごちゃせず、キャラの動きや状況が非常に理解しやすくなっています。

一方で、物語の構成や設定はとても緻密です。トリガーという武器一つをとっても、攻撃型、防御型、狙撃型など複数のタイプがあり、それぞれに特性や使用制限があります。

また、それぞれのチーム構成や戦術も毎回変わるため、「このバトルはどういう作戦で来るのか?」とワクワクしながら読み進めることができます。

戦いに勝つためには、ただ強いだけではなく、「いつどの武器を使うか」「誰がどこに配置されているか」といった全体の戦略が重要になるんです。これが、ただのバトル漫画にはない面白さを生んでいます。

つまり、視覚的にはスッと頭に入りやすいのに、内容はとても濃くて、読めば読むほど深みにハマっていくような作品だと思います。初心者にもやさしく、マニアにも応える、そんな絶妙なバランスが魅力ですね。

ワールドトリガーの魅力はここだっ!

見やすい画と緻密な構成が両立されたワールドトリガーは、戦略性の高さが魅力のひとつです。タワーディフェンスゲームのようなチーム戦や、知識欲をくすぐる設定の奥深さに注目が集まります。

また、戦争に近いリアルな駆け引きも見どころのひとつです。じっくり読めば読むほど面白さが増していきますよ。

別の意味で知識欲が満たされる

『ワールドトリガー』を読んでいると、ただの娯楽作品にとどまらず、知識欲をくすぐられる場面がたくさんあります。それは決して難しい専門用語が並ぶからという意味ではなく、戦術やチーム構成、能力の組み合わせなどが非常にロジカルに描かれているからです。

たとえば、ある戦闘での「この状況ではこのトリガーを使うべきだった」や、「この位置からの攻撃がベストだった」といった分析が自然と読者の頭の中に浮かんできます。これはまるで、将棋やサッカーの戦術を学ぶような感覚にも近いですね。

また、キャラクター同士のやり取りや立場の違いにも深い意味が込められていて、「なぜこのキャラはこういう行動をしたのか」と考えるだけでも楽しくなります。

物語の中にちりばめられた伏線を探すような楽しみ方もできるので、知的好奇心を刺激される読者は多いのではないでしょうか。

こうして、『ワールドトリガー』は「読んで理解する」こと自体が面白くなる作品です。ただストーリーを追うだけでなく、「もっと知りたい!」と思わせる構造があるのは、この作品ならではの魅力だと思います。

ワールドトリガーは端的には「戦争」に近い話

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』を一言で表すなら、それは「戦争の物語」と言っても大げさではありません。

もちろん、実際に人が次々に命を落とすような重たい展開は少ないのですが、戦いの中にある戦略、政治、チームの駆け引き、そして兵士たちの心理などがリアルに描かれているからです。

物語の中では、防衛組織「ボーダー」と異世界の敵「近界民(ネイバー)」との間で戦いが続きますが、その対立には「資源の奪い合い」や「国の存続」といった現実世界に通じるテーマも含まれています。

これらはまさに、現代の戦争や国際関係にも通じる構図ですよね。

また、敵が必ずしも「悪者」として描かれていない点も注目です。それぞれの立場や事情があるため、「自分たちの正義のために戦っている」という感覚は、読者にも複雑な感情を抱かせます。

これはただの勧善懲悪では終わらない、深みのある物語構成につながっています。

このように考えると、ワールドトリガーはアクション漫画でありながら、戦争の本質に近い部分も描いた作品だと感じます。読めば読むほど、奥にあるテーマが見えてくるような作品だったと思います。

ワールドトリガーが好きすぎる人!戦術以外も自己啓発にもなる!

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『ワールドトリガー』が好きすぎて何度も読み返してしまうという人は、実際かなり多いです。それは、単純にストーリーが面白いからというだけでなく、「読むたびに新しい発見がある」からなのかもしれません。

この作品は、伏線の張り方がとても巧妙で、最初は何気なく流していたセリフや行動が、後になって「そういうことだったのか!」とつながることがあります。だからこそ、一度読んだ人がもう一度、いや何度でも読みたくなるんです。

また、キャラクター一人ひとりの成長にも注目が集まります。特に主人公の三雲修は、決して最初から強いわけではなく、失敗を繰り返しながらも少しずつ前に進んでいきます。そうした姿に共感し、「応援したい!」という気持ちになった人も多いのではないでしょうか。

そして、戦略バトルの面白さも忘れてはいけません。チームの連携やポジション取りなど、何度見ても「この動きが上手い!」と思えるようなシーンが詰まっています。だからこそ、「好きすぎて語りたくなる」気持ちになるのも無理はありませんね。

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ワールドトリガーはなぜ流行らない?

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出典:ワールドトリガー

『ワールドトリガー』はとても面白い作品なのに、「なぜかそこまで流行っていない」と感じる人もいるようです。その背景には、いくつかの要素があると思われます。

まず、作品のテンポが他のバトル漫画と比べてややスローである点が挙げられます。主人公が一気に覚醒したり、敵を圧倒するような展開が少ないため、最初の数巻だけ読んで「地味だな」と感じてしまう人もいるかもしれません。

次に、設定が細かく、キャラクターや用語も多いため、初見で全体像をつかみにくいところもあります。説明も丁寧なぶん、テンポが遅く感じられることがあるんですね。

ですが、この丁寧さが作品の魅力でもあるので、そこが好きな人にはグッと刺さる要素でもあります。

さらに、アニメ化された際のスケジュールの不安定さも影響しています。放送の間隔が空いたことで、新規の視聴者が作品を追いにくくなったことは否定できません。

それでも、じっくり作品を読み込んでくれる人からは熱烈に支持されているのが『ワールドトリガー』の強みです。流行りの派手さはないかもしれませんが、「静かな名作」として長く愛されている作品だと思いますね。

ワールドトリガーがつまらないと感じる人

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出典:ワールドトリガー

どれだけ評価の高い作品でも、人によって合う・合わないはあるものです。『ワールドトリガー』も例外ではなく、「つまらない」と感じる人がいることも事実です。

その多くは、「テンポが遅い」「説明が多い」といった理由から来ています。特に序盤では、戦闘シーンよりも設定の説明やキャラクター同士のやり取りがメインとなる場面が多いため、爽快感を求めて読んだ人には物足りなく感じるかもしれません。

また、キャラの顔や名前を覚えるのが大変だという声もあります。登場人物が多く、それぞれに役割があるため、慣れていないと「誰が誰だか分からない」と感じるのも無理はないでしょう。

さらに、主人公の三雲修が最初から強いわけではなく、地道に努力していくタイプなので、「すぐにカッコいい活躍が見たい」という人には、物足りなさを感じさせてしまう可能性があります。

ただし、こうしたポイントが逆に「リアルで共感できる」「考察しがいがある」と評価されている面もあるため、最終的には好みの問題になる部分が大きいですね。合わなかったとしても、それはその人にとっての自然な感想で、作品の良し悪しとはまた別の話だと思います。

ワールドトリガーにハマる人の心理と作品の面白さの理由!魅力を解説!まとめ

『ワールドトリガー』は、SFと戦略バトルが融合した作品で、綿密な設定や戦術的な描写に魅力を感じる人が多くいます。

一方で、登場人物の多さやテンポの遅さに戸惑い、「つまらない」と感じる声もあるため、好みが分かれやすい作品です。

ただ、キャラクター一人ひとりの個性や成長、細部まで考えられたバトル構成など、じっくり読み込むほどに面白さが増すのも事実です。

特に知識欲が強く、タワーディフェンスゲームや考察が好きな人には刺さりやすい傾向があり、いわゆるオタク気質の方に強く支持されています。流行に左右されず、じわじわと人気を集める“静かな名作”とも言えるでしょう。

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